やり過ごさないで!男性更年期

こんにちは。1029にゃんです。1029にゃんは、人間年齢でいうと70歳以上。猫に更年期障害があるかどうかはわかりませんが、最近更年期障害に悩む男性が増えています。

やり過ごしている方が半数以上

 男性40歳~59歳を対象に行った男性更年期に対してどのように対処しているかの調査では、約6割の方が「やり過ごす」と回答しました。つまり、症状に自覚はあるものの、とくに対応を取っていない方が多いようです。女性に比べて注目されにくく、年齢や日々の忙しさのせいにしてしまう場合も多くみられます。さらに「うつ病」と診断されてしまうことも。男性更年期は誰でも発症する可能性があります。男性更年期について、しっかり認識しておきましょう。

男性更年期とは?

 女性の更年期障害は、閉経前後の女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少するために起こります。個人差はありますが、約10年間で落ち着くと言われています。
 一方、男性の更年期障害は、加齢により男性ホルモン(テストステロン)が減少することで起こる、身体面・精神面・性機能面などの変化を指します。「LOH〈ロー〉(late onset hypogonadism)症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)」とも呼ばれています。 一般的に40代後半から50代にかけて起こりますが、個人差が大きく、30代から症状が出る場合もあり、終わりはありません。

どんな人がなりやすいの?

 男性更年期障害の原因となるテストステロンの減少は、第一に加齢、そしてストレスにより起こります。

  • 生活習慣: 不規則な睡眠、喫煙、過度の飲酒、運動不足、ストレスの多い生活を送っている人。
  • 肥満: 内臓脂肪が多い人は、男性ホルモンの働きを低下させる可能性があります。
  • 基礎疾患: 高血圧、糖尿病、心疾患など、慢性的な疾患を持っている人。

 仕事でやりがいを感じていたり、仕事以外でも趣味や社会活動で、何かしら充実した生活を送っている人は、男性更年期障害になりにくいと言われています。

気になる症状をチェックしよう

  • 性欲がなくなってきた
  • 体力(筋力)が落ちた
  • 憂鬱な気分になる
  • 息切れや動悸がする
  • 感情の起伏が激しくなった
  • ED気味になった
  • 集中力が持続しない

以上の項目にチェックが多くつくようであれば、男性更年期障害の可能性があるかもしれません。

男性更年期障害と診断されたら

 男性の更年期障害の治療は、症状の程度や個人差に合わせて行われます。
 男性ホルモンの値が低くなく、症状が軽い場合は、漢方薬や生活習慣の改善を行います。
 男性ホルモンの値が低く、症状が重い場合には、ホルモン補充療法になります。男性ホルモンであるテストステロンを補充することで、症状を改善させる治療法です。注射、皮膚への塗布など、様々な投与方法があります。前立腺がん等他の病気へのリスクが高まる可能性があるため、医師の指示のもとで行う必要があります。

 つらい症状に一人で悩まず、一度ご相談下さい。生活改善によるストレスの軽減で症状が軽くなる場合もありますし、またホルモン補充法する前に、漢方薬で改善してみてはいかがでしょか。一概に男性更年期の漢方薬といっても、その方の体質や生活習慣によって漢方薬も変わります。女性スタッフの多い店舗ですが、お話はしやすいかと思います。ご相談は、当日でも構いませんが、店頭、お電話、公式LINEでご予約いただけると、ゆっくりお話しがうかがえます。お気軽にご連絡下さい。

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