カルシウムクイズ!

 こんにちは。1029にゃんです。3月に入った途端雪。1029にゃんは寒いのが苦手です。猫だからね。今回はカルシウムについて、皆に知ってもらうため、クイズを作ってみました。何問正解できるかな?

カルシウムクイズ第1問

日本人は、カルシウム不足の国民と言われていますが、その理由とは?

  1. 土に含まれてるミネラルが少ないから
  2. 和食に油が少ないから

 日本人の栄養充足度をみると、各種ミネラルの中でカルシウム不足が際だっており、日本人のカルシウム摂取量はここ数年、一度も必要量に達したことがありません。日本の国土は火山灰地で、カルシウムの含有量が少ない軟水の地域であることがあげられます。日本のお水は美味しいですよね。これはミネラルが少ない軟水だからです。料理や飲み水はもちろん、畑などに降り注ぐ水にもカルシウムが少ないため、同じ野菜でも硬水の地域(国)と比較すると、野菜に含まれるカルシウム分が少ないことが分かっています。そんな土壌で育った日本人は慢性カルシウム不足国民と言われています。

正解は 1

カルシウムクイズ第2問

日本人の慢性カルシウム不足を補うために考えられたあるモノとは?

  1. ふりかけの元祖「ご飯の友」
  2. うなぎの骨せんべい

 ふりかけの元祖「ご飯の友」は、大正2年、熊本県の薬剤師 吉丸末吉氏が、日本人のカルシウム不足を解決するために「魚を骨ごと細かくし、美味しく味付けして御飯にかけて食べる」という発想で誕生しました。魚嫌いな子供でも美味しくカルシウムを摂れるということで、広がりました。薬剤師が考えたせいか、当時の瓶の形はフラスコをイメージして作られたそうです。

正解は 1

カルシウムクイズ第3問

カルシウムを多く含む食品というと、乳製品や魚などと思われがちですが、それだけではありません。

次の食べ物のうち、どちらがカルシウムを多く含んでいるでしょうか?

  1. 小松菜70g(1/2束)
  2. 厚揚げ100g(1/2枚)

 厚揚げに含まれるカルシウム量は240mg。牛乳コップ1杯分が220mgですから、いかにカルシウムが多く含まれているかがわかります。野菜である小松菜は、119mg含まれています。しかし、添加物や、調理方法、さらに胃腸が弱い方や、胃酸を抑える薬を飲んでいる方など、その方の体質や生活習慣、年齢などでも吸収率は大きく変わってきます。牛乳をたくさん飲んでいるからカルシウムは足りていると思われがちですが、どれだけ吸収されているかが大切なのです。

正解は 2

カルシウムクイズ第4問

カルシウムを保管する場所は骨ですが、人間(大人)の骨の数はいくつでしょうか?

  1. 約350個
  2. 約206個

 一般に成人では206個(206~208個)の骨があります。ちなみに約350個は新生児、赤ちゃんの骨の数。赤ちゃんの骨は柔らかい軟骨で形成されているため、頭や体が柔らかく、首も座りません。しかし成長とともに細かい骨がくっついてまとまっていき、206個に落ち着くと言われています。ただし、人により過剰骨とわれる骨があったり、2個の骨がくっついている場合があったりと、個人差はあります。

正解は 2

カルシウムクイズ第5問

宇宙飛行士が過ごす無重力状態。この無重力状態で長い時間過ごすと、骨の中のカルシウムの量はどうなるでしょうか?

  1. 増える
  2. 減る

  骨のカルシウムは、運動や重力の負荷がかかって骨に貯蔵されます。無重力状態である宇宙空間では、カルシウムを定着させるための負荷がかかりません。長時間の宇宙旅行をした宇宙飛行士は、大量のカルシウムが尿から排泄されてしまい、骨量は大幅に減少します。カルシウムを摂るだけでなく、適度な運動も丈夫な骨を作るためには大切なのです。

正解は 2


ちなみに適度な運動ですが、「かかと落とし運動」を1日90秒行うだけでも、効果があると言われています。

【かかと落とし運動】
  • 足をそろえてまっすぐ立つ。
  • かかとを上げてつま先立ちになる
  • 足の力を抜いて、膝を曲げずにそのままストンとかかとを落とす

心配であれば、椅子やテーブルにつかまって行ってください。

 
 体の中のカルシウムは、約99%は骨や歯にあり、体重を支えたり内臓を保護するために役立っています。そして大切なのが、血液や細胞に含まれる1%のカルシウム。私たちの体を動かしている細胞一つ一つは、カルシウムがきちんと与えられてはじめて元気よく働くことができ、それぞれの機能を果たすことができるのです。カルシウム不足の状態では、細胞の機能が十分に発揮されないだけでなく、細胞同士の情報伝達も滞ってしまうのです。そのため、血液中のカルシウムが足りなくなると「骨」からカルシウムを溶かして調節します。それが骨粗しょう症です。骨はカルシウム銀行なのです。

 カルシウム不足が気になる方、どうやったら効率よくカルシウムを摂れるのか、など、病院ではなかなか聞けないことも、お気軽にご相談下さい。カルシウムをしっかり摂っている、骨太スタッフたちがお待ちしております。

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