「疲労」と「疲労感」の違いとは?
今年も残すところ、後わずかになりました。1029にゃんの生活は、相変わらず寝るのが仕事の毎日です。同居人は日々の忙しさを理由に、すっかりブログを疎かにしてしまっていました。年明けを迎える前に、ブログを更新。来年は月1回更新を目指して頑張ります。

2025年 疲れている人が過去最高を更新
12月、何かと気忙しい毎日に、疲労も蓄積されていきます。今年は昭和100年目の年でもありました。昭和から、平成、令和、時代とともに、疲労も変化しています。今回は皆さん、誰もが感じた事がある「疲労」についてのお話です。
時代によって変わる「疲れ」
1979年、昭和54年、総理府(現在は内閣府)が行った調査によると、61.9%の人が日常的に疲労を感じていましたが、一晩眠れば疲れが取れると回答した人は、58.9%。つまり、昭和の人は「寝れば取れる疲れ」だったのです。
1999年(平成11年)厚生労働省の研究班の調査によると、約6割の人が疲労を感じ、35.8%、約1/3が半年以上の慢性疲労を自覚していたそうです。平成の疲れは、寝ても取れない「慢性疲労」になっています。この数字は、2012年(平成24年)でもほぼ同様の割合の調査結果だったそうです。
そして2025年(令和7年)、約8割の人が疲労を感じるようになり、元気な人の割合が21.44%に減少し、疲れている人が過去最高を更新しました。現代の疲れはさらに複雑になっているのかもしれません。

「疲労」と「疲労感」の違いとは?
「疲労」とは、過去の肉体的及び精神活動、または疾病によって生じた、新進の活動効率の減退状態です。筋肉、脳、神経、自律神経、内臓などが使われすぎて、エネルギー不足、老廃物の蓄積、回復が追いつかない状態。簡単に言うと、現場レベルで起きている消耗です。
一方、「疲労感」とは、「疲労」に伴う独特の不快感、休養の願望、活動意欲低下の事を刺します。疲労が原因で発生する、「疲れた、休みたい、だるい」という感覚のことです。この感覚は、体の各部から送られてくる情報を脳が統合して判断することで生まれます。

疲労感の最初のサイン「飽きる」
体が疲れてくると、その情報が脳へ送られます。脳(主に眼窩前頭野)がそれを受け取り、「これ以上動くと危険だぞ」というアラームとして「疲労感」を発生させます。この疲労の最初のサインは「飽きる」です。「飽きる」を放置し、パフォーマンスが落ちているのにさらに続けていうると、次に「眠くなる」という自覚症状が表れます。眠くなるというのは、休息を促す脳からのメッセージなのです。

疲労「感」を感じにくい人間の脳
気を付けたいのは、「脳が疲労を感じていなくても、体は疲労している」という状況が起こりうることです。人は前頭葉が発達しているため、疲労感が出ていても、やる気や達成感で消されてしまうことがあるのです。例えば、仕事やスポーツに没頭していたり、楽しい遊びに夢中だったりすると、脳は疲労のアラームを無視してしまい、気づいたときには倒れる寸前(過労)になることがあります。
また逆に、ちゃんと寝たのに疲れが取れないという時は、自律神経やホルモンのバランスが崩れ、脳が危険信号を過剰に出してしまうとこともあります。疲労と疲労感にはギャップがあるのです。

忙しい現代人、疲れを感じていても、休息を後回しにしてしまう方が多くいらっしゃいます。まだ大丈夫をと思っていても、体は悲鳴を上げているかも知れません。「疲労」は、「発熱」や「痛み」と同じ、体からの危険信号です。「発熱」「痛み」には解熱鎮痛剤を利用するように、「疲労」にもしっかり対策を取りましょう。お一人お一人の生活習慣や性格によっても、疲労の回復の仕方が違ってきます。スタッフがしっかりとお話を聞き、ご相談に乗ります。お気軽にお問合せ下さい。




