「蕁麻疹(じんましん)」と「湿疹(しっしん)」どう違うの?
8月に入り、暑い日が続いています。1029にゃんは猫なので汗はかきませんが、この季節は汗によっての皮膚トラブルが増えてきます。
今回は、かゆみを伴う皮膚のトラブルでよく耳にする「蕁麻疹(じんましん)」と「湿疹(しっしん)」違いを1029にゃんかお話しします。
どちらも肌にかゆみやブツブツが現れるので、「これって蕁麻疹?湿疹?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。それぞれの特徴を知って、正しく対処できるようにしましょう。

「突然現れて、跡を残さず消える」蕁麻疹
蕁麻疹は、表皮の下の真皮層で起こります。皮膚の一部が突然、ミミズ腫れのように赤く盛り上がり、強いかゆみを伴います。この盛り上がった部分は、数分から数時間以内には跡形もなく消えて、皮膚に痕が残りません。
蕁麻疹は、皮膚の深い部分にある肥満細胞という細胞から放出されるヒスタミンという物質が原因で起こります。スタミンが放出されると、血管が拡張して水分が漏れ出し、皮膚が赤く盛り上がってかゆみが引き起こされます。
蕁麻疹の主な原因
このヒスタミン放出の引き金となるものは、何かに触れて起こる事もありますが、原因の多くは経口摂取です。
- 特定の食べ物(エビ、カニ、そば、ピーナッツなど)や薬剤
- 物理的な刺激(摩擦、圧迫、寒暖差、日光など)
- アレルギー反応(花粉、ダニ、ハウスダストなど)
- ストレスや疲労
- 感染症

蕁麻疹の対処法
じんましんは真皮層で起こっているため、外用薬よりも抗ヒスタミンの内服薬が有効です。そしてかゆい患部を冷やすことも効果的です。冷やすことでかゆみが和らぎ、ヒスタミンの放出を抑える効果も期待できます。ただし、冷やしすぎるとかえって刺激になる場合もあるので注意が必要です。
「症状が時間をかけて変化する」湿疹
一方、湿疹は、表皮で炎症が原因で起こります。赤みや小さなブツブツ(丘疹)、水ぶくれ(水疱)などが混ざって現れ、進行するとジュクジュクしたり、かさぶたになったりと、皮膚に痕が残ります。蕁麻疹のように「短時間で消えてしまう」ことはなく、数日から数週間と症状が長引くのが特徴です。
湿疹は、アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎(かぶれ)、脂漏性皮膚炎など、様々な種類があります。
湿疹の主な原因
湿疹の原因も多岐にわたりますが、多くは外部からの刺激と体質が複雑に絡み合って起こると考えられています。
- 外部からの刺激
- 洗剤、金属、植物などによる「かぶれ(接触性皮膚炎)」
- 汗や乾燥
- 衣類との摩擦
- 体質的な要因
- アレルギー体質(アトピー性皮膚炎など)
- 乾燥肌
- 皮脂の分泌量
肌のバリア機能が低下していると、少しの刺激でも湿疹が起こりやすくなります。

湿疹の対処法
強い痒みのため、ついかきむしってしまいがちですが、掻くことで症状が悪化し、治りが遅くなってしまいます。まずは掻かないように工夫することが大切です。表皮で起こっているため、ステロイド成分が含まれた外用薬を使う場合が多いです。ただし、自己判断での長期使用は避け、症状が改善しない場合は皮膚科医に相談しましょう。
また、肌を清潔に保ち、保湿ケアをしっかり行うことも大切です。

蕁麻疹と湿疹、見分けるポイントまとめ
| 特徴 | 蕁麻疹 | 湿疹 |
| 症状の現れ方 | 突然、ミミズ腫れのように現れる | 時間をかけて、赤み、ブツブツ、水ぶくれなどが混ざって現れる |
| 症状の持続時間 | 数分から数時間で跡を残さず消える | 数日〜数週間、症状が続く |
| かゆみの強さ | 強いかゆみ | 強いかゆみ(掻くと悪化しやすい) |
| 患部の状態 | 境界がはっきりした、盛り上がった赤い発疹 | 境界が不鮮明で、ジュクジュクしたり、カサカサしたりする |
| 主な原因 | ヒスタミンの放出 | 皮膚の炎症 |
蕁麻疹と湿疹、どちらもつらいかゆみで生活の質を下げてしまうことがあります。痛いも辛いですが、かゆいもストレスです。
ステロイド剤や抗ヒスタミン薬を出来るだけ使いたくないといったご希望も合わせて、お気軽にご相談ください。
「もしかして〇〇が原因かも?」といった些細な情報でも、原因を探るヒントになることがあります。生活習慣を見直すことで、症状を軽くすることも多いにあります。
皆さまの健康をサポートするため、いつでもお待ちしております。ご予約いただけでば、さらにゆっくりお話を聞けますので、お電話またはLINEでご連絡下さい。




