女性だけじゃない!更年期について

 にゃんにゃん、1029にゃんです。若く見えると言われる1029にゃんですが、推定年齢14歳。猫の寿命からすると、かなりおじいちゃん。最近は足腰も少し弱ってきて、猫なのに高いところに登れなくなってきました。
 更年期は女性だけのものと思われていましたが、近年は男性にも更年期があることが知られてきました。1029にゃんにも更年期があるのかどうかはわかりませんが、今回は人間の男性更年期障害(LOH症候群)についてのお話です。

男性更年期障害とは?

 女性の更年期障害は、閉経前後の女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少するために起こります。個人差はありますが、約10年間で落ち着くと言われています。一方、男性の更年期障害は、加齢により男性ホルモン(テストステロン)が減少することで起こる心身の変化を指します。一般的に40代後半から50代にかけて起こりますが、個人差が大きく、30代から症状が出る場合もあり、終わりはありません。

男性更年期障害の主な症状

身体症状
  • 疲労感
  • 倦怠感
  • 筋力・骨密度低下
  • ほてり
  • 発汗
  • 頻尿 など
精神症状
  • 集中力
  • 記憶力低下
  • 興味や意欲の喪失
  • イライラ
  • 不安感
  • うつ状態
  • 不眠 など
性機能障害
  • 性欲低下
  • 勃起障害 など

男性更年期障害の治療法

 病院で男性更年期障害と診断された場合の治療は、男性ホルモン補充療法です。男性ホルモンである、テストステロンの筋肉注射を、2週間から4週間おきに行います。症状があっても男性ホルモンの値が低くない場合や、多血症、睡眠時無呼吸症候群、肝機能障害などがあれば、漢方薬で治療を行います。同時に、適度な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠など生活習慣の改善を行うことも重要です。

 男性更年期障害は、誰にでも起こる可能性のあるものです。早めに症状を知り、適切な対処をすることで、健康的な生活を送ることができます。最近なんとなくこんな症状が気になる…、でも病院に行くまでもないような…そんな不安がありましたら、ぜひ一度お気軽にご相談下さい。

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