熱中症対策~水分の上手な摂り方~

 にゃんにゃんにゃん。1029にゃんです。1029にゃんのいる八王子の本日の最高気温は39.1度!!! 梅雨明け宣言が出る前に、熱中症アラートが毎日でています。1029にゃんは暑さには得意な方だけど、さすがに熱中症に注意しています。
今回は熱中症対策であげられる、水分を摂り方について。

私たちの体はほぼ水でできています

 私たちの体の中には、60%前後の体水分があります。ただし、年齢や性別によって変わってきます。成人男性であれば60%ですが、成人女性は55%。新生児では80%もありますが、高齢者になると50%になります。なんとなく女性の方が水分量が多いような気がしますが、そうではありません。

一日どのくらい水を飲んだら良いの?

 液体の水分として必要とされる量は、活動レベルが低い場合は、1日2.3~2.5リットル。活動レベルが固い場合では、3.3~3.5リットルと言われています。え!そんなに飲めないよ!と思われるかもしれませんが、食事などでも水分を取れていますから、一日約1.5リットル前後を目安と考えて下さい。ここで注意が必要なのは、ビールやお酒、カフェインの入ったお茶やコーヒーは水分としてみなされません。利尿、発汗、脱水作用があるため、逆に体内から水分を奪ってしまいます。

1.5リットルなんて飲めない!

と思った方も多いかと思います。一度に1.5リットル飲むのではなく、1日で1.5リットルのお水を飲めばよいのです。コップ1杯のお水は約180~200ml。これを、

  • 起床時
  • 午前中 二回
  • お昼
  • 午後 二回
  • 入浴前
  • 寝る前

 このタイミングで飲むように心掛けると、一日の必要な水分を摂ることができます。もちろん、汗をかいたらその分は多めに飲んで下さいね。

水分の摂り過ぎにも注意

 水を飲みましょう!とはいうものの、たくさん飲めばよいというわけではありません。水は元々熱を奪う特性があり、1日に必要とされる水分以上に摂り過ぎると、体内に余計な水分が溜まり内臓を冷やします。内臓を冷やし過ぎると、胃腸障害(食欲不振・消化不良・胃腸炎・下痢など)が起こったり、心臓や腎臓にまで負担をかけることがあります。東洋医学では、冷やしてしまった胃に水が溜まると、咳や痰、鼻水・鼻づまり、耳鳴り、めまい、頭痛、むくみ、などを引き起こすと考えます。摂り過ぎも、摂らないのと同じくらい体に悪影響をおよぼすと思って下さい。水分の役割と必要量を理解して、ご自身の生活でどのくらい必要になるかを意識しておくことはとても大切です。

水分の上手な摂り方

  • 一度に多量の水を摂らない。できる限りこまめな水分補給を。
  • 唾液には血液濃度調整作用があり、のどのかわきを癒します。唾液を混ぜながら飲む、お水も噛んでのむよう心掛けて下さい。
  • 胃を冷やし過ぎないように、常温もしくは人肌程度の温度の水を飲む。
  • 食べ物を噛まずに飲み込んでしまわないように、食事中ではなく食後に摂る
  • 気温が下がる夕方以降の水分摂取は最小限に
  • 寝ている間の熱中症予防として、寝る前と起床時には必ず水分を摂る

 熱中症は感染症と違い、気を付けていればさけられる症状です。上手に水分補給をして、熱中症の不安から解放されましょう。

 熱中症対策で漢方薬も有効です。気になる方はご相談下さい。

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