気を付けたい！　夏の感染症

　にゃーにゃーにゃー。こんにちは。1029にゃんです。

　毎日暑い！新型コロナウィルスの影響で、感染という言葉をこんなに身近に聞くことになるとは、思ってもいませんでした。そして感染対策は、相変わらず叫ばれています。しかしこの感染対策のおかげで、インフルエンザの流行が抑えられたりもしています。
　今回は、知識として知ってほしい、夏の感染症について。ちょっとウイルス名が面倒くさい物もあるけれど、一度目にしておいても損はないと思うので、良かったら最後まで読んで下さい。

手足口病

• 原因ウイルス

コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなど、原因となるウイルスは10種類以上あります。

• 症状

　手のひらや足の裏、口の中に水疱性の発疹ができる、夏風邪の一種。子供がかかる病気ですが、まれに大人も感染します。１日～３日目まで発熱することがありますが、それ以降は熱は収まり、一週間程度で回復します。ただ、原因となるウイルスが多いため、何度もかかってしまうこともあります。また、まれに髄膜炎になることがあるため、油断せず注意が必要です。

りんご病

• 原因ウイルス

ヒトバルボウイルスB19

• 症状

　正式には伝染性紅斑といい、頬がリンゴのように赤くなることから「りんご病」という、かわいらしい名前がついています。咳、鼻水、微熱など、軽い風邪のような症状がでることがあり、その後赤い発疹が頬に現れ、さらに手足にまで広がります。妊婦さんがかかると、お腹の赤ちゃんに影響するため、注意が必要です。残念ながら対処療法しかなく、予防接種はありませんが、ほとんどの人は1週間で回復します。

ヘルバンギーナ

• 原因ウイルス

主にコサッキーA群ウイルスですが、その他エンテロウイルスが原因のこともあり、原因ウイルスは多数。

• 症状

　高熱が続き、のどの痛みや、のどの奥に口内炎ができます。原因ウイルスが多くあるため、再発することがあります。７日程度で症状はおさまります。

風疹

• 原因ウイルス

風疹ウイルス。そのままの名前です。

• 症状

　別名「三日はしか」とも言われます。発疹が胸と顔から広がり、リンパ腺が腫れるのが特徴的です。熱も伴いますが、４～５日で症状は治まり、２週間程度で感染期間は終わります。妊婦さんが風疹にかかると、お腹の赤ちゃんに悪い影響が出る可能性があるので、注意が必要です。

プール熱

• 原因ウイルス

アデノウイルス

• 症状

　正式には、「咽頭結膜熱」と言います。７月～９月のプールでの接触によって感染が広がるため、「プール熱」と呼ばれています。高熱を伴い、目と咽に炎症が現れます。のどの痛みと結膜炎が現れます。食欲がおちることもありますが、１～２週間で症状は治まります。

流行性結膜炎

• 原因ウイルス

アデノウイルス

• 症状

　いわゆる「はやり目」。目やにがでて、結膜が充血します。目以外にもリンパ節の晴れなどが起こることがあります。はやり目自体は、約３週間で症状は治まります。

　他にもいろいろとありますが、代表的なものだけをあげてみました。

　病気を治すのは、基本的には自分の力。新型コロナウイルスでも叫ばれていたように、最終的にはいかに自己免疫力を整えておくかが勝負です。どうしたらよいか、生活習慣含めて、ご相談下さい。