頭痛

 にゃーにゃーにゃー。1029にゃんです。
 早いもので、5月も終わりが近づき、そろそろ梅雨入のニュースも耳にするようになってきます。
 雨の日や、天候不順によっておきる頭痛やめまいのことを「天気痛」言います。これは最近になって名前が付きましたが、昔からこういった症状はありました。
 さて、今回は誰もが一度は経験したことがあると思われる「頭痛」についてです。

 

頭痛でお悩みの方は多く、現在日本では4000万人以上が慢性頭痛に悩んでいるともいわれています。これは約3人に1人の割合になります。頭痛にもいろいろ種類はありますが、中でも三大頭痛と呼ばれるものをご紹介します。

片頭痛

 「どちらか一方のこめかみがズキズキする」「両側に痛みを感じる」「痛いというより重い」など、痛みの感じ方もそれぞれ。
 片頭痛を引き起こす原因は様々です。過度なストレス、またはそのストレスからの解放。睡眠不足、寝すぎ、騒音、まぶしい光、強いにおい、気候や気圧の変動、女性ホルモンのバランスからも起こります。また、特定の食べ物を多量に食べた時でも起こることがあります。これらの原因で自律神経のバランスが崩れ、血管の炎症が起こることもいわれていますが、治療は確率されていません。

緊張型頭痛

 日本で最も多いと言われるのがこの「緊張型頭痛」です。肩こりや首のコリ、筋肉の緊張やストレスなどで起こります。近年では、長時間のスマホで発症する人も多いようです。動くと楽になるのが、緊張型頭痛の特徴です。運動不足や姿勢の悪さ、緊張型頭痛を起こりやすくなります。
 普段、運動をする習慣がない、パソコンを使ったデスクワークで体を動かさない、姿勢が悪い方は要注意です。

群発頭痛

 男性に多くみられます。1年のうちの一定期間、あるいは1日のうちの一定時間に激しい痛みが続きます。「痛くて動けない」片頭痛とは違い、群発頭痛は「痛すぎてじっとしていられない」くらい強い痛みがあります。群発頭痛のメカニズムは分かっておらず、諸説あります。痛みが起こっている時の飲酒は厳禁です。

これら一つが現れるのではなく、複合的に重なって起こる場合もあります。

薬の使い過ぎが頭痛の原因になることも⁉

 頭痛には、一時性頭痛と二次性頭痛があります。「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」などは一時性頭痛で、頭痛そのものが病気。一方、二次性頭痛とは、他の病気などが原因で起こる頭痛のことをいいます。これまで経験したことのないような激しい痛みが起こる「くも膜下出血」。高熱を伴う頭痛がおこる「髄膜炎」。数週間に痛みが強くなる「脳腫瘍」などです。 二次性頭痛の中で一番多いものが「薬の使い過ぎによる頭痛」。鎮静薬でトリプタン系の頭痛薬を使い過ぎていると、脳が痛みに敏感になり、少しの刺激でも痛みを感じやすくなってしまいます。そのため、次第に頭痛が起こる回数や痛みも強くなり、薬も効きにくくなり、それをおさえようとさらに鎮痛薬の量が増え、症状が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。

  • もともと一次性頭痛がある
  • 一カ月のうち、約半分15日以上の頻度で起こる
  • 鎮痛薬や頭痛の治療薬を3カ月以上定期的に使用している

 これらが当てはまれば、薬の使い過ぎによる頭痛が発生している可能性があります。

 慢性頭痛の方は「薬を飲めば治る」と思っている方も多いように感じます。しかし、抑えるための薬によって頭痛がひどくなっている場合もあるのです。薬の使い過ぎによる頭痛の場合、原因となっている薬を中止すれば治る場合もありますが、その薬を中止したり減薬した際、一時的に頭痛が悪化する、離脱症状が起こることもあります。

頭痛に鎮痛剤、ちょっと見直してみましょう

 簡単に頭痛といっても、大きな病気が隠れている可能性もあります。漢方薬などで解決できる場合、病院に行った方が良い場合など、対応は様々。大げさかな?と思っても、一度ご相談いただくことをおすすめしています。

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