味覚障害

食べたものの味がわからない、何を食べてもまずく感じる、何も食べていないのに、塩味や苦みを感じるといった症状を味覚障害といいます。

味覚障害といっても、食べるものの味を感じなくなるだけなので、直接生命の危機を感じる問題でもないと、病気の感覚を持たない方も多くいます。
しかし、古くなっているものや、毒があるものに対しても鈍くなってしまうと、生命に危険が及びます。また、何より毎日食べる物をおいしいと感じられることは、楽しい生活を送る大きな要因でもあります。
味覚障害を軽く考えず、ご相談下さい。

味覚障害の代表的な症状は、

  • 味覚の消失―味がしない
  • 味覚の減退―味に対す感覚が鈍る
  • 異味症―食べたもの本来の味と違う味がする
  • 解離性味覚障害―特定の味だけが分からない
  • 悪味症―食べているものがとても嫌な味に感じる
  • 自発性味覚障害―何も食べていないのに、何か味がする

人間の舌には、たくさんの乳頭があり、その中に「味蕾」と呼ばれる味を感じる細胞の集団が存在します。
味は、唾液などにとけた味成分が、味蕾を通じ、味覚神経を通じて脳に伝達されて味を感じるのです。

味蕾は年とともに減少し、70歳を超えると若い頃の半分以下になるとも言われています。
当然、老化は味覚を鈍感にしますが、最近では若い人にも味覚障害が増えてきています。

その原因の一つに、「激辛食品」唐辛子やワサビなどの強い刺激物は、舌の表面を麻痺させるのです。
また、食品添加物も味覚障害を引き起こすと言われています。
理由や、味蕾細胞をつくるのに必要な亜鉛の吸収を、食品添加物が阻害するためです。

その他にも、がんや、がんに伴う放射線治療、薬の副作用など、原因はさまざま上げられますが、亜鉛欠乏による味覚障害であれば、亜鉛を摂取することによって1~2か月で変わってきます。

しかし、味覚障害を長く放置すると、当然再生は遅れます。味覚障害に気づいてから一か月以内であれば約80%、半年以内であれば70%、それを過ぎると50~60%と、発見が遅れれば遅れるほど、亜鉛による治癒率も低下します。

特に大きな病気をしたわけでなく、味覚障害になった場合、まず亜鉛不足を疑います。

当店では、質のよい牡蠣肉だけを使った国産の亜鉛製剤をおすすめしています。

人生の中で、毎日三度の食事を、おいしく楽しく食べる幸せを応援しています。

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