変形性関節症

骨と骨の間にあるクッションの役割をする関節軟骨が、加齢や使い過ぎなどですり減って、関節に炎症や痛みを生じるのが、変形性関節症です。
あらゆる関節に起こりますが、特に体を支え体重の負荷がかかる膝関節、股関節に多く起こります。

関節軟骨がすり減る過程で、削られた関節軟骨の破片が出てきます。この破片が関節を包む関節包の内側にあるコツ末を刺激して、炎症が起こります。
進行すると、骨と骨が直接ぶつかったり、骨棘(こつきょく)という突起ができたりして、関節の変形が起こり、痛みが強くなります。

関節軟骨は、強靭なコラーゲン繊維が作る網目状の骨組みに、プロテオグリカンという物質が絡みつき、軟骨細胞を取り囲む構造になっています。
プロテオグリカンはヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸、たんぱく質などが結合した物質で、水分とくっつきやすい性質になります。
そのため、関節軟骨は水分を含んだスポンジのように、関節が受ける衝撃を吸収したり、骨と骨の直接の摩擦を防いだりすることができるのです。

しかし、関節軟骨は厚さが3~5㎜程度しかないうえに、血管が通っていないため、再生能力が乏しい組織です。
特にひざの関節は、立つ、座る、歩くなどの日常動作で休むことなく働いており、歩行時には体重の2~3倍の負荷がかかるなど、体重による負担も大きいのです。
こうした負担が長年積み重なることで、関節軟骨がすり減りクッションが弱まるため、膝を動かしたときに違和感や痛みがあらわるようになるのです。

治療の基本は、炎症鎮痛薬を用いて、炎症と痛みを和らげる薬物療法と運動療法です。
薬物療法で症状を和らげながら、同時に運動療法を行って関節の周りの筋肉を鍛え、関節の機能を保っていきます。
痛みの程度や生活への影響、年齢などを考慮して手術を行う場合もあります。

当店では、まず変形性関節症にならないための予防からお話をしています。また変形性膝関節症でお悩みの方のご相談も多く承っています。

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